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コア研は最初から日銀金融緩和政策が失敗することを見通していた

4年前の本日、日銀の「異次元金融緩和政策」が開始してまもなく、私はこんな批判記事を書いていました。
読み返してみても、まったく正しい見方をしていたと思います。

ただ、ひとつだけ外していました。
以下の部分です。

> そして、物価だけを上げるのはむしろ簡単なのです。
> 無尽蔵にカネをばら撒き続けると、市中のカネの価値が下がります。
> それが物価上昇です。

日銀が発行したマネーは、民間銀行の当座預金の残高を無意味に増やすだけで、市中にほとんど流れていきませんでした。
だから、マネーサプライ(通貨の量)が増えることでの物価上昇は起こりませんでした。

その政策が市場に影響を与えたのは、(国債を日銀に買い取られて)運用手段を失った金融機関が、米国債や株で運用せざるをえなくなり、異常な相場上昇が起こったということだけ。

それは本来の「リフレ理論」とはまったく無縁で、副産物的な現象であって、狙った効果でも何でもありません。

「日銀国債買取」~「金融機関の貸し出し増加」~「設備投資拡大」~「企業業績拡大」~「国民所得増大(トリクルダウン)」~「物価上昇」
という国民への説明は最初から破たんしていました。

では、4年前の記事を転載します。

—–

<日銀政策への素直な疑問>

「2%の物価安定目標」についていつも思う事なんですが、皆さんは不自然さを感じませんか?

まず金融政策とは「物価を上げること」が目的ではありません。
あくまでも「景気」が目的であり、その手段として金利や物価をコントロールするのが金融政策であったはずです。
一義的な目標はあくまでも「景気」なのです。

政府・日銀が目標としている「物価上昇」は、景気が良くなった後から結果的についてくるものであります。
しかもそれは国民の生活にはまったくありがたいものではなく、言ってみれば景気が良くなった場合の必要悪であり「副作用」なんです。
しかも毎年2%も物価が上がったら、それは「安定している」となど言えず、「物価が高騰している」状態です。
なにかおかしい。

1.景気浮揚(目的)
2.物価上昇(副作用)

いちばんおかしいと思うのは、副作用である 2 を目標だと言っている。
しかもこの 1 と 2 はリンクしていません。
どちらかが実現すれば、もう片方が実現などしません。
とてもおかしい。

メディアで繰り返している「物価上昇→会社の利益増大→給料上昇」というシナリオも最初から無理がありますし、全てが理論的に破綻している感じがします。
心の中にモヤモヤとした「違和感」が増殖しているのは私だけなのだろうか…?

では物価が上がって喜ぶのは誰か?
その筆頭は財務省(国家)です。
物価が上がった分だけ、国の借金(の価値)が目減りするわけです。

そして、物価だけを上げるのはむしろ簡単なのです。
無尽蔵にカネをばら撒き続けると、市中のカネの価値が下がります。
それが物価上昇です。
そんなの経済学の基礎中の基礎です。

でもその場合は、単に物価が上がるだけです。
物価上昇だけが起こると、国民の生活が苦しくなりますが、一方で国の借金はどんどん目減りしていく…。

国民はいつでも(頭の良い人たちに)騙されている感じがしますが、違いましょうか?
もう消費税も上がりますし、国民の生活はこれでまた苦しくなりますね…。

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