夏休み明けのマーケットを読む
今朝のオプコア会員向けのコメントを転載します。
夏休み明けの相場を読んでいきましょう。
悪材料はまったく消えていません。
米朝貿易戦争、中国リスク、新興国通貨安…
特に中国株の下落は止まっておらず、人民元も安値を次々に更新中です。
なのに、なぜか日米の株価は底堅く推移しています。
違和感を感じるのは私だけでしょうか?
分からなくなったら、とりあえずチャートを眺めてみましょう。
225・時間足1か月チャート
お気づきのように、この22300円台というのは、この1か月、何度も「抵抗帯」となってきました。
今回もそこに接近していますが、6回目です。
過去2回は下からの接近でしたが、いずれも跳ね返されています。
今回もそうなる可能性のほうが高いと思います。
なにか好材料でも飛び出せば別ですが、とりあえずそんなものはなさそうです。
そして次のチャート。
225・日足価格帯別チャート
22300円台の抵抗帯を、同じように青い点線で描いてあります。
ここで確認できるのは、この抵抗帯の上と下は、過去数か月間非常に出来高が多かった価格帯だということ。
よって、上に突き抜けても上値を抑えられやすく、反落しても底堅く推移しやすいことになります。
こういうところからも「もみ合い」の条件がそろっていると言えますね。
さて。
昨日で夏休みが終わったという人も多いでしょう。
この週末まで休みだという方も。
いずれにしても、今日が過ぎれば、また月曜から日常が始まります。
投資家も戻ってきます。
225先物の8/10の休み前終値は、22300円でした。
今現在の225CFDは、22283円です。
結局同じ水準ですね。
休み中は、下げたけど戻った…そういうことです。
ただ、まだ今日があります。
この閑散相場の中、動きが出る可能性もあります。
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