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勝利が見えてきたコール売り

まずは8/22までの今年のトレード成績を公表いたします。

■Sスプレッド(プット側)
typeA 32勝1敗(9/13~8/18)通算損益270円(av.8.2円/1set)
typeB 24勝0敗(9/13~7/4)通算損益276円(av.11.5円/1set)
■Sスプレッド(コール側)
typeA 20勝0敗(10/20~8/22)利益計202円(av.10.1円/1set)
typeB 17勝0敗(10/20~8/22)利益計276円(av.16.2円/1set)
■コール売り
50勝0敗 (1/4~8/22)

※以下、今朝の会員専用メルマガを転載します。
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2ヶ月にわたって「コール売り」が追い込まれた今回のピンチも、どうやらうまく切り抜けられたようです。

保有していた「コール売り」は…
9C30250 売 7/13~保有中★
9C30250 売 8/2~保有中★

ひとつは7/13に仕込んでいます。
225が 26300円あたりの仕込みですから、そこからの上昇幅を見ると、2900円くらい上げられたことになります。
けっこうな圧迫感でした。

仕込み時には、権利行使価格までのマージンが4000円くらいあったんです。
だから、マージンが1000円を切ることがなかったわけですね。
ギリギリまで追い詰められましたが…

一瞬ですが、プレミアムが100円を越えた瞬間までありました。

コール売りをヘッジする時の基準をよく聞かれます。
いくらまで上げたらヘッジしますか?・・・とか。

私はこう答えます。

この「コール売り」を始めたばかりの頃は(もう10年以上前のこと)私も「プレミアムが100円を越えたら損切り」とかやってました。
そうしていると、無駄に確定損を作るんですね。
損切りした直後にコールの値段が劇下がりしたりして。

今回のケースだって、一瞬100円を越えたところで損切りをしていたでしょう。10年前だったら。
そしたら、コール売り1枚当たり8万円とかの確定損をつくって終わるんです。

でも、今回も勝利で終わりますよ。きっと。
10年前とは考え方が大きく変わっています。

著書を出したころには、もう(よほどの事がないと)損切りをしなくなりました。
・225が暴騰してどこまで上げるかわからない時には「両建てで相場が落ち着くまで様子見」
・225がじわじわ上げ続ける相場展開では「カバコヘッジ」

今現在は、その考え方が基本線です。

そのヘッジをかけるタイミングについてですけれど、
違ってきたのは「プレミアムがいくらになったら」という発想ではなく「権利行使価格までのマージンがいくらまで減ってきたら」という視点になっていること。

その時々で「マージンが減るのをいくらまで我慢するか」の基準は違ってきます。
相場つきによって、材料の有無によって、その都度判断をしています。

でも今回は「マージンが1000円を切ったらヘッジを考え始める」と明言していました。

正解です。
私、冴えていました。

ギリギリ1000円を切らなかったんです。
だからずっと静観を通すことができました。

ここ数日の225先物の時間足チャートを見てみましょう。
https://core-net.jp/img/20220822.png

水曜日につけた最高値:29230円を上抜いたら対策を考え始めるとも言ったと思います。
そして金曜日にそこへ近づき始めましたが、29140円が頂点となって失速しました。
先週の終値は 28730円。410円の下落幅です。

9C30250 のチャートを見てみましょう。
https://core-net.jp/img/20220822-2.png

水曜の最高値 110円は、金曜日に 28円で引けました。

すごい下落幅でしょう?
オプションというのはこういう面白い動き方をするものなんです。

225が大きく反落しなくても、急騰のあとに頭打ちになるだけで、コールの値段は急降下します。

日足の225チャートを見てください。
https://core-net.jp/img/20220822-3.png

どうですか?
225は急反落したわけではないんです。
本当に「頭打ち」になっただけ。

コールは、残日数が2週間と短くなってました。
急騰に急騰を重ねた段階で、2週間以内に1000円以上もさらに上げて「イン」する確率は相当に低いと考えていました。
株高の材料なんてないんだし。

それで私は「頭打ち」を待ちました。
頭打ちになれば、ゼロ円で終わる確率が一気に高まり、プレミアムは一気に剥げていきます。

しかし…いずれにしても、権利行使価格までのマージンが潤沢ではないこの銘柄です。

薄利でも手じまっていくと思います。
プレミアムが10円になるまで待つのは得策ではありません。

今週のスタートは、期待通り弱そうですが、何がおこるかワカラナイのも相場です。
これ以上無理はしません。

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