Xmasは山の上で
このところは(当サイトの制作にあたっていたこともあり)かなり忙しく、休日らしい休日もない状態でした。当然、大好きな登山も封印です。
まあ…冬に入って登山シーズンが終わってしまったこともあったわけですが、3000M級のアルプスは別として、ここ信州には冬でも登れる山がたくさんあります。
クリスマスの3連休の最終日(12/25)、そろそろ禁断症状が出てきたこともあって、標高1000M程度を歩いてみようと「若穂太郎山」に向かいました。この日の天気予報は「晴れ」でしたが、午前中は濃霧とのこと。
「濃い霧の中を山に入り、神秘的なムードを満喫しながら登るうち、標高を上げるにしたがって霧が晴れ、うまくすれば頂上では雲海」…
そんな図々しいイメージを描きつつ、そして「クマ出没注意」の看板を横目に見つつ(一応クマよけ鈴と撃退スプレーは携行)馬背峠の登山口から、久しぶりの山に足を踏み入れたのでした。
さすがにこんな時期に人は入ってないようです。足跡はカモシカだけ…しかし、登山道にはずっと足跡が残されているので、やはりカモシカも(歩きやすい)登山道を利用しているということなんでしょう。
さて…アルプスと違い、あっという間に頂上です。
「なんだ…もうついちゃったの?」などと、標高996メートルの頂に立ってみると、突然目の前に現れた「大雲海」に絶句… いや、私はしばらくひとりで声をあげていたように思います。
侮っちゃいけません。1000メートルだって、立派なもんです。今年の夏、唐松岳の登山道から見た風景とそんなに違わないではありませんか。
しばらく大雲海の景色を楽しんでおりましたが、その日はまだ30~40分くらいしか歩いてないことが気になってきました。これではダイエットにもなりません。
そこで、登ってきた道と別の登山道を降りて、隣の(名も知らない)山にも登って帰ろうとしたのですが、その斜面は北側。アイゼンを持ってきていなかったので滑るんです。すぐ悟りました。「これは意外と危ない」・・・というわけで、あきらめて登った道を降りてきたのでした。
でもきっと… この素敵な山を独り占めできたことは、自分へのクリスマスプレゼントなんだな。
信州に住んでいることの喜びを、またまた実感させられた岩田でした。
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