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株式市場がここまで歪んだワケ

昨日のオプコア会員メルマガから抜粋します。

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さて・・・
相場の先行きを当てるのが非常に難しい・・・
そういうフレーズが増えてきた今日この頃です。

だから「相場の先行きを当てなくても勝てる投資戦略」を探求した結果、最終的に出会ったのが「コールオプションの売り戦略」でした。

それにしても・・・
どうしてこんなに相場予想が難しくなってしまったのか、少し整理してみます。

1.バブル(デリバティブ)の規模が異常に膨らんだ

説明は要らないと思います。
デリバティブ市場の規模は、おそらく軽く10京円を超えています。
世界の株式市場の時価総額:8500兆円と比べても、その異常さがわかるというもの。

以下の資料は年代が不明(FRBの数字から割と最近と思われる)ですが、イメージだけつかんでください。


連邦準備制度理事会貸借対照表:4兆5000億ドル
市場に流通する紙幣や硬貨、銀行券:5兆ドル
商業的な不動産:7兆6000億ドル
金:7兆8000億ドル
狭義のマネーサプライ:28兆6000億ドル
広義のマネーサプライ:80兆9000億ドル
負債:199兆ドル
株式市場:70兆ドル
デリバティブ市場:最大1200兆ドル

デリバティブというものがどれだけ異常な世界かわかりますね。
これが出入りしているマーケットの値動きが、過去と大きく違ってくるのは明らかです。

 

2.金融政策が前代未聞

もちろんQE:金融緩和政策のことです。
過去にない「莫大な影響力」がマーケットにかかっているわけです。
相場は大きく曲がりました。

そうなってしまった理由は次の項目にあります。

 

3.金融システムが破たんの危機(重篤な病気)

金融機関の危機(リーマン危機)は国が救った(これも粉飾だが)わけですが、今や国そのものが破たんリスクの渦中にあります。
もう誰も救えないことがわかっている中で、カンフル剤による粉飾が10年近くも拡大されてきました。

このような異常事態にあるのが現在のマーケットであって、昭和~平成初期のような「ごく平和な証券市場」とは、まったく別の生き物になってしまっています。

世界をこんな状態にしてしまったのが、コア研の研究対象である「グローバリズム」なのです。

 

昨夜「BS1」で、興味深いことを掘り下げている番組を見つけました。

いま(グローバリズムが主導してきた)「資本主義」そのものが破たんに向かっているという分析。
私もそう考えているので、共鳴しました。

そしてなんと!
米国の若者の間で「社会主義:共産主義」を見直す動きが沸き起こっています。
驚くべきことです。

しかし「共産主義」は、実はグローバリズムに非常に近いもの…というか、グローバリズムが形を変えたものなので、この議論は一歩間違えると袋小路に入ってしまう可能性があります。
ちょっと危ない。

ですが、経済思想の見直しが始まったことは、この病んだ現代の人類にとって、非常に意義深いことだと感じた次第です。

グローバリズム主導の資本主義を徹底的に叩き込まれてきたわれら。
西が正しく、東は悪い。
資本主義が正義で、社会主義は悪。
そしてついに資本主義が勝ったと・・・
それが真実か…?
勝ったのはグローバル企業のオーナーたちだけではないのか?

そろそろ眼を開かないといけないと思います。

※間違わないでくださいよ!  共産主義・社会主義が良いなどと言ってませんから。

世の中の真の動きを知り、投資においても、人生(生き方)においても、正しい判断をしたい・・・そのための研究なのです。

 


2017/7/21 発売

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