ついにFRBの利上げが終了!
オプコアPRO会員動画を転載します。
—–
ついにFRBの「利上げ」が終了しました。
★FOMC、資産縮小「修正の用意」 利上げも棚上げ /日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40700160R30C19A1000000/
去年の初頭から加速していたFRBの資産圧縮も、どうやら終了となったようです。
https://fred.stlouisfed.org/series/WALCL
(期間を 1Y 5Y で見てください)
FRBは、日本と欧州に異常な「QE:金融緩和」を肩代わりさせて、自らは異常な金融緩和状態を正常化させてきたわけです。
世界を犠牲にして、自分たちだけ「いい子」でいようとしていました。
要するにこういうことです。
リーマンショックによって、世界金融を牛耳っていた「債券金融システム」がクラッシュしましたが、FRBはそれを隠ぺい・粉飾し、(買う人がいなくなった)米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を自分で大量に買い入れて、金融崩壊を回避してきました。
しかし、FRB自身のバランスシートが不健康に膨らんでしまったので、その役を日銀とECBに命じて肩代わりさせました。
結局、抱え込みすぎた債券を日本や欧州に買わせていたわけですね。
どれだけ身勝手なんだ…?
しかしついに欧州(ECB)が限界に達し、去年で緩和策を中止。
日本だけが相変わらず「親分の命令に従い続けて」いますが、もう日本だって限界です。
さすがに資産圧縮ができなくなったというわけですね。
利上げについてもそうです。
世界の緩和マネーが潤沢なうちは、利上げすればするほど米国に資金が集まってきました。
しかし、緩和マネーが滞ってくると、利上げは米国経済の足を引っ張るだけの足かせになります。
もう利上げも無理です。
それに忘れてはならない重要なポイントがあります。
トランプ大統領が、FRBの引き締め策に猛反発していました。
これを忘れてはなりません。
トランプ大統領の最終目的は「FRBの解体」だと思っています。
このところ、トランプ陣営の力が増してきたために、FRBが従わざるを得なくなってきたのだと思います。
「中央銀行の中立性」という言葉があります。
私に言わせれば、そんなものは単なる(金融支配体制を守るために)政府に口を出させない仕組みです。
トランプがそれを打ち破りはじめました。
口を出しまくっています。
この抗争はこれからが本番でしょう。
利上げが終わったことで、NYダウが急騰しました。
「そうなればそうなる」ことはわかっていました。
しかし、まだこのタイミングではないと思っていましたが…
NYダウは434ドル高。
225先物終値は 20780円。
225CFDは 20831円。
しかし225は、まだ先週末の高値にも届いていません。
もっと来ると思っていました。
その意味ではホッとしました。
我々のポジションにはゆとりがありますし…。
権利行使価格までのマージンが潤沢だということです。
「必要マージンが大きすぎる」とぼやきながらも、このルールがゆとりを作ってくれているということですね。
うまくいっています。
2017/7/21 発売
書籍購入者には素敵な特典が用意されています。