コール売り戦略のトレード結果を客観的に分析
新しい会員さんから、掲示板にエクセレントな書き込みをいただいたので紹介します。
※投稿(含ハンドルネーム)を公開することについて了解を得ております。
こんにちは、とんつといいます。私も新参者です。先月下旬に入会して、最近クーリングオフ期間が切れて、ようやく『オプションのトレードルール』が見られるようになりました。ただコールオプション売りは既にやらせて頂いていて、会費1ヵ月分のもとはもう取れました。
検証とまではいきませんが、軽くトレードのイメージを掴むために、掲示板の『■OPトレード情報』の記載を基に 去年11月中旬から現在に至るまでの、コールオプション売りをエントリーしたときとエグジットしたときをチャートに書き込んでみました。添付のチャート中、大文字のアルファベットはコールを新規に売った日を表し、対応する小文字のアルファベットが、手じまいした日を表しています。
正直驚きました。日経225の価格が上がっても基本利益で終わっているのです。しかも、レンジであろうが上昇トレンドであろうがです。ついでに言うなら、レンジの下値付近で売っても、上昇トレンドの押し目で売っても、利益になっています。最初『オプションのトレードルール』を読んだとき、「日経225の価格がこうなったときにエントリーする」みたいな記載がなくて訝しく思ったのですが、チャートで検証して合点がいきました。基本いつ売るかは、あまり意味ないですね。
ただ、1回だけ踏み上げられてヘッジをかけたときがあって(図中黄緑色のO)、それは、コールを売った直後に日経225が暴騰したときでした。このときは、コール売り後フランス大統領選があって、マクロン氏が当選したことがきっかけとなって暴騰しました。また、岩田様のビデオ(まだ全部見れていませんが…)や掲示板の書き込みを見ると、暴騰は、アメリカ大統領選や日銀黒田バズーカ等、だいたいイベントの後に起きていました。すると、大きなイベントの前は、安全のためにポジションを手控えた方がいいのかなとも思いました。
また、『■OPトレード情報』のコールオプションの値段と日経225の価格を比較すると、値動きの相関性はあまり高くないように思えました。日経225が横ばいなのにコールオプションの値段が下がるなんてのは当たり前で、それどころか日経225が上がっているのにコールオプションの値段が下がっていることも珍しくありませんでした。これは、デルタよりベガの方がはるかに大きいので、オプション価格は、日経225の価格そのものよりもボラティリティーの方に大きく影響を受けるからか、それとも出来高が少なくてマーケットが非効率だからか・・・ よく分かりませんでした。
ただ、分かったことは、よくあるトレード手法のように、レンジのあるいはトレンドチャンネルの上限付近まで待ってエントリーというのはあまり意味がないということ。むしろ、エントリーとエグジットを分散させて、証拠金を効率よく回した方が効果的かなと思いました。ただ、どうやったらIRRを上げられるかの戦略的イメージは、まだ掴めていません。
本当はコール売りトレードを過去15年間にわたって検証すると、大抵のマーケットタイプに出会えるので、トレード戦略に対して相当理解が深まるのですが、流石に掲示板にはそこまで記録がなかったですし、悪く言えば岩田様の知識と経験にタダ乗りさせて頂いているので(無料ではありませんが)、そこまでやる必要はないのかなとも思いました。
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