「クレジットスプレッド」は「単騎のコール売り」より安全か?
会員専用メルマガ「モーニングコメント」を転載します。
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昨夕の(会員掲示板の)●●さんの質問に対して、夜になって回答を書いたのですが、
投稿する前に誤って消してしまいました。(悲)
再度書く時間もエネルギーなかったため、このモーニングコメントで回答をすることにしました。
そうすれば、他の多くの会員さんの勉強にもなると思ってのことです。
まず、●●さんの質問を転載します。
> 選挙やコロナの血清など真実はともかくテクニカル的にも強い感じがします。
> そこでコールのネイキッド売りではなく、クレジットスプレッドでコストはかかるもののより慎重にコールを売った方がいいのか、
> そもそもなにもしない方がいいのか、どのようにお考えですか?
同じ「クレジットスプレッド」に関する質問は、過去何度も受けていますが、いつも私の答えは「No」です。
まずクレジットスプレッドがどういうものか書きましょう。
例えばコールを単騎(ネイキッド)で売るとします。
今なら 9C24250 をそうしていますね。
これだけだと踏みあげられた時に損失が無限大になるから…ということで、損失を限定することを考える人がいるわけです。
(まあ、そもそも無限大になぞさせないわけですが)
それで、それよりも権利行使価格が少し遠い、9C24250 よりもプレミアムが安い 9C24500 を同時に買うとかいう発想です。
当然ですが、その単騎売りから得られる最終利益は減ります。
損益チャートはこうなります。
(作成は8/25の24時前ですので、売り側は44円まで踏まれた状態です)
こうしておくと、225が1000円以上踏まれると厳しくなる状況に(単騎売りの場合と)変わりはないけれど、
最大損失が(無限大ではなく)23万円に限定されるというポジションになります。
ただね…
単騎売りをしていても、そんな状態になるまで放っておかないですから!
もっと早い時間から色々ヘッジをかけて、運悪く最悪の展開となっても、損失が数万円以内に収まるように対応します。
逆に「損失を限定」したことで安心してしまって、225が上がっても放置してしまうと、23万円もの損失を作ります。
よほど危険と言えませんか?
ひと銘柄で23万円もの損失を作ることは、オプコアでは普通にありえません。
それから…
根源論になりますが、まずこれを見て下さい。
★会員さんによる「コール売り戦略」のトレード結果の分析
https://core-net.jp/trade-results/analysis-of-trade-results/
これはコア研のオフィシャルサイトのページです。
オプコアのコール売り戦略は、たいていどんな225の局面においても、淡々と売り続けていれば利益の積み上げになっていくのです。
225があがろうが、それは同じこと。
この会員さんの分析でそれは証明されています。
その前に、225の先行きを当てることがそもそも無理なことなんです。
それができれば「神の領域」であって、それができる人は膨大な資産を作り上げることができます。
「225が上昇するだろうから(多少利益が減っても)クレジットスプレッドを組む」という考え方では、オプコアに居る意味がないと考えます。
今年あれだけの厳しい局面に遭遇しながら全勝しているのがオプコアです。
今年の相場で、クレジットスプレッドをずっと組んでいたとして、シミュレーションをしてみてください。
たぶん、ぼろ負けしてますよ。
クレジットスプレッドは、合成ポジションを組んだらSQ清算まで放置するような、古いオプションの考え方の人がやる手法だと思います。