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アベノミクスの生みの親:浜田宏一の信じられない人間性

ちょっと今日は批判記事を書かせてもらいますよ。

これだけ重要なポストについた人間であって、これだけずるい無責任な人間を私は見たことがありません。
本当に驚きです。

浜田宏一(エール大学名誉教授)はアベノミクスを安倍政権にやらせた張本人です。
アベノミクスが失敗して、日本の金融・政治・経済にこれだけダメージを与えたなら、どんなことをしてでも国民にお詫びをしなければならないと思います。
しかしながらこの御仁は、ごまかすわ、逃げるわ、ひょうひょうと翻るわで、私としても開いた口がふさがらないわけです。
そして、それを追求しない政治家やメディアにもビックリ仰天なのです。
まあ、与党は追求できませんか…自分たちの失敗を認めたことになりますから。

さてまず、アベノミクスがすでに失敗したことは誰の目にも明らかです。

参考|NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170129/k10010857011000.html

浜田宏一のリフレ理論(カネを刷ってばらまけば経済が成長し物価が上がる)は、私は最初から否定し、大反対していました。
まあ…当初の私の反対は、マーケット(株式市場)を不健全に捻じ曲げてしまうからでしたが…。

その後研究を進めるうちに、これらのリフレ理論は「強欲グローバル資本にとって都合の良いエセ経済学」であって、実態経済を反映していないことがわかりました。
そもそも「経済成長」や「物価上昇」と、「マネーサプライ」との間に相関関係などないのです。

安倍首相は国会答弁で、「デフレは貨幣現象だから金融緩和で解消できる」と言い放っておりました。
ひどい間違いです。

で、結局、異常な金融緩和は(無駄に株価を上げた以外は)なにひとつ効果がなく、ついに政策的に行き詰ってしまったのです。

浜田宏一氏の話に戻ります。

浜田宏一はまず、TV番組でびっくり仰天な発言をしました。
それは1年前のTBS「報道特集」です。

当初、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、資産の半分を株に入れるという無茶な投資方針の変更を行い、ガンガン株を買い始めていました。
そして、2016年の初頭に日本株が大暴落をしたのですが、そのことを聞かれた浜田宏一はこう言ったのです。

「そんなことをしたら損をするんですよ。国民に教育をしなければいけなかった。損をすると言っておけと僕はいろんな人に言いました」

まさにお口あんぐりでした。
目の前が真っ暗になりましたよ、私は。

だいたい「国民に教育」と言ったって、勝手に株を買われてしまったわけで、国民がお願いをして買ってもらったわけでもないのに。

そして今回、またこの人はやってくれましたね。

ついに自分の持論だった「リフレ理論」を否定したのです。
1月の文芸春秋に、こんなインタビュー記事が載ったそうです。

「アベノミクス」私は考え直した・・・! 何~?

あまりの身勝手さに、またしても私はお口あんぐりになりました。
しかも、こんな信じられないことを言うではありませんか。

森永卓郎氏の記事から。

参考|森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 浜田宏一氏の変節
http://npn.co.jp/article/detail/63477952/

> なぜ物価が上がらないのか。
> 浜田氏は8月に発表されたプリンストン大学のクリストファー・シムズ教授の論文を読んで、自分の考え方の誤りに気付いたという。
> 量的金融緩和だけではだめで、それと財政政策を組み合わせないといけないというのだ。

ひとの論文を読んで、自分の誤りに気が付いた?

そんなレベルなの?この人は。
まだお勉強途中だということではないか…?

どう責任を取るのだろう?
やっちゃったことはあまりに大きい。
世の中をひっくり返すくらいのことをやったはず。

日銀が数百兆円も国債を抱え込んでしまったこと。
ETFの発行額の3分の2も抱え込んでしまって、マーケットをゆがめてしまったこと。

どうするのでしょう?
逆に心配になってきましたよ。

どうやってこの先、生きていくのでしょう?
でもまあ、そんな心配は必要ないですね。
浜田宏一だから・・・。

 


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